日本で新型コロナ患者に生体肺移植、世界初と医師ら
女性に肺の一部を提供した夫と息子の容体は安定している。女性はまだ集中治療室に入っているが、2カ月ほどで退院できる見通しだと病院側は述べている。
昨年6月には、米国の医師チームが新型コロナ患者への両肺の移植手術に成功。国内での最初の事例だったとみられている。
米国では先月も、新型コロナの男性患者に対し新型コロナの感染歴がある人物が提供した両肺の移植手術が行われて成功していた。
提供者はウイルスに感染した際、軽度な症状を示し、その後亡くなったが新型コロナが死因ではなかった。肺にはウイルスによる損傷が見られず、移植手術に適合すると判断された。