ガンジス川の土手に30体以上の遺体が漂着 インド東部
ニューデリー(CNN) インド東部ビハール州でガンジス川の土手に30体以上の遺体が漂着し、当局が回収して調べを進めている。同国は新型コロナウイルス流行の第2波に襲われ、医療体制がひっ迫している。
地元メディアによると、同州ブクサール県チャウサーの当局者はソーシャルメディアで情報が広まった遺体の漂着について事実だと述べた。ただ、当局は「死者が新型コロナウイルス感染症の陽性なのかを確認できていない」としている。CNNはこの当局者に接触できていない。
県当局は検視を行い死因の特定を進める予定だが、遺体の状況から遺体が3、4日間水中にあったとみている。「ブクサール県から来た遺体でないことは確かで、川沿いの別の町から下流に流れてきた可能性がある」と声明で述べた。
ブクサール県は同国で人口最多のウッタルプラデシュ州に隣接する。同州は先週末、ロックダウン(都市封鎖)が17日まで延長された。CNNが集計したデータによると、インドでは36州のうち少なくとも24州と連邦直轄領で全面的なロックダウンを実施している。
遺体が流れ着いた様子はソーシャルメディアで映像が広まっていた。