英エリザベス女王、バイデン米大統領とウィンザー城で面会へ
ロンドン(CNN) 英王室は3日、エリザベス女王が13日にバイデン米大統領をウィンザー城に迎えて面会すると発表した。両者が単独で面会するのは初めて。
バイデン氏は主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席するため就任後初の外遊で英国を訪れ、この際に女王と面会する。
エリザベス女王が世界の指導者と本格的に面会するのは、夫のフィリップ殿下が4月に死去してから初となる。女王は昨年、新型コロナウイルス禍を理由に対面して行う公務の大半を停止していた。
面会の準備はここ数日にわたって進められており、ホワイトハウスと英王室が調整を進めている。
95歳のエリザベス女王は在任中、リンドン・ジョンソンを除く全ての歴代米大統領と面会してきた。近年は外遊を減らしていて、外国首脳のもとを訪れることは減っている。
ただ、女王とバイデン氏はここ数カ月の間、連絡を取り合ってきた。王室の情報筋によると、女王は1月の米大統領就任式を前に個人的に祝意を伝達。先日はフィリップ殿下の死去を受け、バイデン氏が女王や王室、英国に弔意を伝える場面もあった。
エリザベス女王が会った初の米大統領は、1951年に面会したトルーマン元大統領だった。当時はまだ王女の地位で、その翌年に即位した。
2019年には、国賓として訪英したトランプ前米大統領と面会。トランプ氏は面会後、女王は「大いに楽しんでいた」と主張していた。
今回のG7は11日、イングランド南西部コーンウォールで始まる。昨年はコロナ禍の影響で対面の会談が取りやめとなっていた。