アフリカ・ウガンダ、新型コロナ再流行で規制強化へ
ウガンダ・カンパラ(CNN) アフリカ東部ウガンダが新型コロナウイルス感染症の「第2波」の流行を抑止するため規制の強化を行う。同国のムセベニ大統領がテレビ演説を通じて明らかにした。
すべての学校や高等教育機関は7日午前から42日間にわたって閉鎖となる。すべての教師は学校の再開前にワクチンの接種を義務付けられる。ムセベニ大統領によれば、学校でのクラスター(感染者集団)の数が増加している。
人の動きと地区をまたいだ新型コロナウイルスの拡散を最小限にするため、地区をまたいだ移動も6月10日から42日間にわたって禁止となる。
地域社会における宗教関連の集まりも42日間にわたって停止されるが、社会的な集まりは上限を20人に制限する。
ウガンダでは6月4日に1日としては過去最多となる1259件の感染が確認された。陽性率は17%だった。過去14日間で入院できた件数は全体の8%にとどまるという。
ウガンダは新型コロナの第2波に見舞われるなか、ワクチン不足に苦慮している。ワクチン接種を行ったのは人口の2%未満にとどまる。ムセベニ大統領は、中国シノバックや、ロシアのスプートニクV、米国のジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンを入手することに取り組むと述べたが、詳細については明らかにしなかった。