熱海・土石流、80人が安否不明 捜索活動続く
東京(CNN) 静岡県熱海市の住宅街で土石流が発生して5日で2日間が経過し、捜索隊が生存者の捜索活動を続けている。少なくとも3人が死亡したほか、80人の安否が不明となっている。
熱海市で降り続いた雨により土石流が引き起こされた。SNSに投稿された、土石流を撮影した動画には黒い水が山肌を洪水となって流れ落ちる様子がとらえられている。熱海市によれば、4日に13人が救助された。救助された13人のうち1人が重傷でその後、死亡した。
当局によれば、これまでに25人を救出し、80人が安否不明。以前は113人が安否不明としていた。
安否がわかっていない人のうち一部は土石流が発生した時点で市内にいなかった可能性がある。当局が安否確認を行っている。
生存者の捜索を行う救助隊=4日、静岡県熱海市/Yuichi Yamazaki/Getty Images
自宅と家財をなくしたシマ・ユージさんは妻と母親とともに友人宅に避難した。シマさんは、土石流はまるで津波のようだったと振り返った。
静岡県の川勝平太知事は4日、記者会見で、同地域で行われた伐採によって土石流が引き起こされたのかどうかについて県が調査を行うと明らかにした。