ジャカルタ住民の半数近くがコロナ感染か 抗体検査で判明
(CNN) インドネシアの首都ジャカルタで3月に実施された新型コロナウイルスの抗体検査から、住民の半数近くが感染していたとの結果が報告された。これは公式発表されていた感染者数の12倍以上に相当する。
ジャカルタの保健当局とインドネシア大学、エイクマン分子生物研究所と、インドネシアに駐在する米疾病対策センター(CDC)のスタッフによる共同チームが報告書をまとめ、今月10日に発表した。
それによると、3月15~31日にジャカルタ市内の約5000人を対象に抗体検査を実施したところ、全体の44.5%で新型コロナウイルスに感染したことを示す抗体が検出された。
政府統計によると、ジャカルタの人口は約1060万人。このうち約470万人が3月末までに感染していたことになる。
一方インドネシア保健省の集計によれば、3月末までに確認された感染者は38万2000人あまり。13日の時点では感染者が68万9243人に増えたと発表されている。