豪雨による土砂災害、死者31人 インド・ムンバイ

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インド西部マハラシュトラ州の金融都市ムンバイが大雨に見舞われ、土砂崩れなどの被害が出ている/Rajanish Kakade/AP

インド西部マハラシュトラ州の金融都市ムンバイが大雨に見舞われ、土砂崩れなどの被害が出ている/Rajanish Kakade/AP

ニューデリー(CNN) インド西部マハラシュトラ州の金融都市ムンバイが18日夜、豪雨に見舞われ、近郊で土砂災害が相次いだ。家屋や車が土砂に巻き込まれ、災害対策本部によると少なくとも31人が死亡した。

ムンバイ近郊のチェンバーで21人、ビクフロリで10人の死者が報告されている。現場では夜を徹して捜索作業が続けられた。

浄水施設の浸水で、市内への水の供給も滞った。今後も引き続き、局地的な雷や猛烈な雨の危険性がある。

CNN気象班のデータ分析によると、ムンバイの空港では19日朝までの24時間に250ミリを超える雨量を記録した。

同市は7~9月の雨季に大雨となることが多く、違法建築などの多い貧困地区を中心に建物が倒壊するなどの被害が発生してきた。

国立生物工学情報センター(NCBI)の研究によると、インド中部では1950年から2015年の間に、広域的な極度の大雨の発生回数が3倍に増えた。

05年にマハラシュトラ州で24時間に940ミリを観測した豪雨では、ムンバイで410人、州全体では1000人以上の死者が出たとされる。

19年7月にムンバイを襲った豪雨では、ダムの決壊で7つの集落が流され、少なくとも43人が死亡した。

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