タリバーン、元米軍通訳のアフガン人を斬首 復讐におびえる協力者たち

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米軍で1年4カ月通訳として働いたソヘイル・パルディスさんがタリバーンに殺害された/Family Handout

米軍で1年4カ月通訳として働いたソヘイル・パルディスさんがタリバーンに殺害された/Family Handout

タリバーンは6月に発表した声明で、外国勢力と協働した人々に害を与えることはないと述べている。タリバーンの広報担当者はCNNに対して、今回の出来事についての詳細を検証しようとしているが、いくつかのケースは言われているような類のものではないと説明している。

だがCNNに対して証言した人々は、アフガニスタンからの米軍の撤退を受けてタリバーンが復讐に乗り出す中、自分たちの命が危険にさらされていると語る。

アユービさんは、「われわれはここでは息もすることが出来ない。タリバーンは私たちに容赦しない」と話した。

米軍の下で働いていた1万8000人前後のアフガニスタン人たちは、米国への移住が可能になる特別移住ビザを申請している。

パルディスさんは2012年、ポリグラフ検査で不合格となった後に通訳の仕事を打ち切られた。アユービさんによると、パルディスさんは出国する方法を模索していたものの、この打ち切りが原因で特別移住ビザが認められなかったという。

通訳者らによると、ポリグラフ検査は米軍基地へのアクセスを認める安全検査として使われて、ビザの申請にも用いられた。パルディスさんはポリグラフ検査に不合格となった理由を教えてもらうことはできなかった。

パルディスさんには9歳になる娘がおり、現在はパルディスさんの兄弟のナジブラ・サハクさんが世話をしているものの、彼女の将来の見通しはついていない。サハクさんはパルディスさんが葬られた、丘の斜面の岩場にある墓場のそばでCNNに対し、次の標的になるのを懸念し、安全のためにカブール市内にある自宅を立ち去らねばならないと話す。

自分たちは安全な状況に置かれていないと訴え、「私の家族の安全がとても心配だ。この国には仕事も多くないし、治安が非常に悪い」と語った。

本記事に氏名が出ている人物はその公表に同意している。彼らはすでにタリバーンに身元が知られてターゲットにされており、国際メディアへの露出が殺害を免れる最後で唯一の方法だと認識している。

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