イスラエルとイラン、タンカー襲撃めぐり非難の応酬
(CNN) イスラエルの富豪に関係する石油タンカーがアラビア海で襲撃を受けて死者が出た事案をめぐり、中東で緊張が高まっている。米国やイスラエル、英国は襲撃についてイランを非難しているが、イランは関与を否定している。
オマーン沖で7月29日、タンカー「マーサー・ストリート」がイランが操作したとみられる武装したドローンに襲撃され、英国人とルーマニア人の乗組員2人が死亡した。
イスラエルのベネット首相は1日、閣僚会議で、イランが襲撃への関与を否定していることについて、「卑劣な行動」と指摘し、イスラエルはイランが襲撃に関与していることを示す情報を保有していると述べた。
イラン外務省の報道官は1日、襲撃への関与を否定。イスラエルに対しては誤った非難をやめるべきだと指摘した。
英国のラーブ外相は1日、声明で、襲撃を非難し、英国は、襲撃がイランによって実行された可能性が非常に高いと考えていると述べた。