タリバン、女性に出勤控えるよう指示 兵士が女性尊重の「訓練受けていない」と説明
(CNN) アフガニスタンで実権を掌握したイスラム主義勢力タリバンは24日、働く女性に対して自宅に待機するように指示した。タリバンの兵士がいる環境下では安全ではないためと説明している。
タリバンは前回政権時より女性に寛容になると国際社会に訴えていたが、その主張を損なうものとなる。同日には世界銀行が女性の安全に関する懸念から支援を停止し、国連も人権侵害の報告に関する調査を求めている。
タリバンのムジャヒド報道官は記者会見で、自宅待機の指針は一時的なもので、女性が無礼な方法で扱われないようにする方法を探すための猶予をタリバンに与えるとしている。この措置が必要となったのは、タリバンの兵士が「変化を続けていて、訓練されていない」ためだとも認めた。
「状況が通常の秩序に戻り、女性関連の手続きが整うまで仕事を休むように求めている」とも述べ、対応が発表され次第職場復帰は可能だとしている。