検問所で自爆攻撃 3人死亡、15人負傷 パキスタン南西部
パキスタン・クエッタ(CNN) パキスタン南西部バルチスタン州のクエッタで5日、民兵組織に対する攻撃があり、3人が死亡し、15人が負傷した。
クエッタはバルチスタン州の州都でアフガニスタンとの国境付近に位置する。同州は長年にわたってパキスタンからの独立を要求する分離主義者による反乱が続いている。
クエッタの警察幹部はCNNに対し、検問所で5日午前に自爆犯による攻撃があったと確認した。
少なくとも民兵組織の構成員3人が死亡した/Mazhar Chandio/Anadolu Agency/Getty Images
今回の攻撃ではパキスタンの反政府武装勢力「パキスタン・タリバーン運動(TTP)」が犯行声明を出した。
パキスタンのカーン首相は今回の攻撃を非難した。
TTPの指導者ヌール・ワリ・メスード師は6週間前のCNNの単独取材では、アフガニスタンでイスラム主義勢力タリバンが勢力を伸ばしていることで鼓舞されている様子がうかがえた。メスード師はタリバンがアフガニスタンの首都カブールに接近するなか、ひとつのイスラム教徒の勝利は別のイスラム教徒の助けにきっとなるだろうと述べていた。