豪メルボルン付近でM6.0の地震
香港(CNN) オーストラリア南部メルボルンの近郊で22日、マグニチュード(M)6.0の地震が発生した。メルボルンのあるビクトリア州の緊急サービス(VICSES)がツイッターで明らかにした。
VICSESによると、ビクトリア州マンスフィールド付近を震源とするM6.0の地震が発生した。回線がつながりにくくなっている可能性もあるとして、VICSESは市民に平静を呼びかけている。
SNSに投稿された動画によると、メルボルン中心部のオフィス街では建物少なくとも1棟に軽度の損壊があり、送電線が寸断されて、地震後に路上に出ている人もいた。
メルボルンはオーストラリアで2番目の大都市。これほどの規模の地震は数十年ぶりだったため、市民は家が揺れたことに驚いて衝撃を受けたと話している。
地震で被害が出たメルボルンのチャペル通り/Asanka Ratnayake/Getty Images
800キロ離れた南オーストラリア州のアデレードや、900キロ以上離れたニューサウスウェールズ州シドニーでも揺れを感じた。これまでのところ、負傷者は報告されていない。
VICSESは「津波の恐れはない」とツイートしている。地質調査機関ジオサイエンス・オーストラリアによると、最初の地震から30分もたたないうちに、M4.0ほどの余震があった。
オーストラリアは地殻プレートの中央に位置することから、隣国ニュージーランドと違って大きな地震の発生は極めてまれ。1998年に北部準州で発生した同国史上最悪の地震の規模はM6.6だった。