ベイルート爆発を調査の裁判官、ヒズボラから脅迫受ける レバノン
情報筋によると、ビタル裁判官に宛てたメッセージは、「今回の法的事案の行く末まで付き合うが、丸く収めない場合には我々はお前を奪う」などの内容だったという。
このメッセージは22日、レバノン放送協会の記者のツイートによって初めて報じられた。
ピタル氏を「奪う」との脅迫が何を意味するのか明確ではないものの、同裁判官が物理的な危害を加えられるリスクを懸念する声が上がっている。
ヒズボラの幹部、ワフィク・サファ氏=2018年4月、ベイルート/AFP via Getty Images
ビタル裁判官の調査では、複数の政治家による「犯罪的な怠慢」が取り上げられていた。国営メディアが明らかにした調査リストによれば、同裁判官はヒズボラの高位者の取り調べを模索していた訳ではなかったものの、同組織は調査を最も声高に反対する勢力の一つとなっていた。