カナリア諸島噴火、火山活動の勢い強まる 航空便欠航に避難拡大も

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スペイン領カナリア諸島の火山噴火の勢いが強まっている/Desiree Martin/AFP/Getty Images

スペイン領カナリア諸島の火山噴火の勢いが強まっている/Desiree Martin/AFP/Getty Images

(CNN) スペイン領カナリア諸島のラパルマ島にあるクンブレビエハ火山の噴火は24日で6日連続となった。火山活動の勢いが強まったことを受け、地元当局はさらなる避難を指示。同島を発着する航空便は火山灰の影響で欠航となっている。

地元の緊急対応当局は、まだ避難を行っていない2自治体および別の1自治体の一部に避難指示を出した。

スペインの空港運営会社AENAによると、24日午後にはラパルマ島を発着する複数の航空便が欠航となった。

カナリア諸島で運航するビンター航空はツイッターで、火山灰の影響によりラパルマ島や付近のラゴメラ島に向かう便をキャンセルしたと明らかにした。

スペインのサンチェス首相は19日遅くに噴火が始まって以降、ほとんどの時間をラパルマ島で過ごしており、24日午前も同島にとどまった。

サンチェス氏はこの日、記者団に対し、避難者の住宅確保に向けた即時の資金支援を承認したと説明。被災者の家財の購入に充てる支援金についても承認したと述べた。

スペインメディアの報道によると、カナリア諸島自治州のトレス州首相は23日、住宅など400棟あまりが溶岩によって破壊されたことを明らかにしたという。

スペインの国王夫妻は23日、ラパルマ島を訪問し、避難者や緊急対応要員と面会した。

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