ペルーのフジモリ元大統領が入院、健康状態悪化

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フジモリ元大統領(左)/Fidel Carrilo/AFP/Getty Images

フジモリ元大統領(左)/Fidel Carrilo/AFP/Getty Images

(CNN) 南米ペルーのアルベルト・フジモリ元大統領(83)が、心臓問題の悪化のために入院した。長女のケイコ・フジモリ氏が4日、ツイッターへの投稿で明らかにした。現在は慎重を要する容体だとしている。

弁護士によると、フジモリ元大統領は酸素飽和度の問題のため、1日に入院した。

「次の手順については心臓専門医の委員会が数時間以内に決定する」とケイコ氏は説明。「それ以外の措置」についても同意したと述べ、これについては本人の同意も得ていると言い添えた。

フジモリ元大統領は1990~2000年の任期中に、民間人を殺害した殺人部隊の作戦を許可したとして、09年に禁錮25年を言い渡された。

別の裁判では、元情報機関トップの自宅に侵入して証拠ビデオを盗んだ罪などについても有罪判決を受けた。

人権侵害の罪については17年12月、当時のクチンスキー大統領が人道上の観点から恩赦を認めた。大統領府は当時のフジモリ元大統領について「徐々に進行し悪化する不治の病を患っている」と述べ、服役によって生命や健康が深刻なリスクにさらされると指摘していた。

しかし首都リマでは恩赦に対する抗議デモが激化し、人権団体や議員からも非難が集中。恩赦は覆され、フジモリ元大統領は19年1月から再び服役していた。

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