アフガン北部のモスクで爆発 46人死亡、143人負傷
(CNN) アフガニスタン北部クンドゥズ州にあるイスラム教シーア派のモスク(礼拝所)で8日、自爆攻撃があり、州の報道官によると46人が死亡、143人が負傷した。
州報道官によると、攻撃はモスクでの金曜礼拝の最中に発生した。
アフガンの実権を握ったイスラム主義勢力タリバンの報道官は、治安部隊が現場に到着したと説明。現在調査が進められているとした。
過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のメディア部門、アマク通信の声明によると、ISISの分派組織「ISIS―K」が犯行を主張した。クンドゥズ州カーンアバド地区のモスクで行われていた金曜礼拝の最中、自爆犯が爆弾を仕込んだベストを起爆させたとしている。
国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)によると、宗教施設を狙ったとみられる攻撃で死者が出たのは今週3度目。
アフガンでは4日、首都カブールの中心部にあるモスクが狙われ、少なくとも7人が死亡していた。攻撃の標的となったモスクでは当時、タリバン報道官の母親の葬儀が執り行われていた。
4日の攻撃についてもISIS―Kが犯行を主張した。ISIS―Kはタリバンが1カ月あまり前にアフガンを掌握して以来、相次ぐ攻撃を仕掛けている。8月にはカブールの空港で自爆攻撃を実施したほか、東部ジャララバードでもタリバン構成員を狙った爆弾テロを立て続けに起こした。