欧州で反ロックダウンのデモ、暴徒化で機動隊出動も
オーストリアの首都ウィーンでは20日、4万人がデモに参加し、新型コロナ関連では最大の規模を記録した。参加者が警官らに正体不明の液体を吹き付けたり、レーザーでヘリコプターの飛行を妨害したりする場面もあった。中心部の衝突では警察が催涙スプレーを使用した。ネハンマー内相は会見で、極右系の「極めて暴力的」な参加者が紛れ込んでいるとの見方を示した。
警察の発表によると、全国で治安維持のため、計1400人あまりの警官が出動した。
同国は22日から部分的なロックダウンに入り、来年2月以降はワクチン接種が義務化される。
クロアチアの首都ザグレブでも20日、1万5000人規模のデモが起きた。