オランダ極右政党の元幹部を拘束も釈放 首相周辺で不審な行動か
(CNN) オランダの極右政党、自由党の元幹部が、ルッテ首相の警護隊から不審な行動を指摘され、警察に一時拘束されていたことが分かった。
ハーグの検察によると、かつて自由党でウィルダース党首の上級顧問を務めた人物が、26日にハーグ市内で拘束された。
27日に釈放されたが、重大な犯罪計画のために情報を提供しようとした疑いがあるとして、捜査が続けられているという。
オランダ紙テレグラーフとロイター通信は最近、ルッテ氏が犯罪集団による攻撃や拉致の標的になっているとの懸念から、警護体制が強化されたと伝えていた。
元幹部の弁護士はCNNに、具体的に何が不審な行動とされたのかが分からないと主張。元幹部がルッテ氏の近くにいたのは、その地区に母親の住まいがあり、同氏と同じカフェに行っているからだと述べた。また、ルッテ氏の所属するスポーツジムで料金や営業時間を尋ねたことも問題視されたとみられる。