イスラエル首相がトランプ米大統領と会談、4日にワシントンで
(CNN) イスラエル首相府は1日、ネタニヤフ首相が4日に米首都ワシントンでトランプ大統領と会談するとの予定を確認した。
首相府の発表によると、両首脳はパレスチナ自治区ガザ地区の情勢や人質問題、各地の親イラン武装組織などについて協議する。
トランプ氏は歴代大統領の慣例を破り、就任式にイタリアのメローニ首相ら、複数の外国首脳を招いた。だが就任後は今のところ、どの首脳とも正式に会談していない。
イスラエルとイスラム組織ハマスの間では、停戦合意に基づく人質と拘束者の交換が進んでいる。1日にはイスラエル系米国人を含む男性の人質3人が解放され、イスラエル側は200人近いパレスチナ人を釈放した。
トランプ氏は先日、ガザ地区に住むパレスチナ人を一斉に移住させる案を示し、近隣のアラブ諸国に受け入れを呼び掛けた。これに対してヨルダン、アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、カタール、エジプトの外相は1日、ガザ再建に向けた共同声明で、住民の追放には断固反対だと述べ、トランプ氏の案を拒否する姿勢を示唆した。