トランプ氏、航空機衝突事故に言及　問題は混雑ではなく「無能ぶり」

（ＣＮＮ） 米首都ワシントン近郊で発生した民間旅客機と軍用ヘリの衝突事故を受け、トランプ大統領は、レーガン・ナショナル空港から出発する便が多すぎるとは思わないと述べ、問題点は混雑ではなく職員の無能さにあると示唆した。

トランプ氏は、大統領執務室で記者団に「フライトの運営には非常に優秀な人材が必要だと思う」「うまくいかないフライトは、いずれかになる。到着する便が多すぎて対応できなくなるか、誰もが経験したことがあるように、空港の周りを１時間も旋回して空中で乗客を待たせるかだ。どちらも良くない」と語った。

トランプ氏は、事故が発生した日の夜に管制塔で働いていた職員や墜落した航空機の乗員らに対して業績上や規律上の処分が下されたかどうかは知らないと述べた。

同氏は「今回の場合はそうではないと願っている」としながらも「長年にわたりそうだったし、危機一髪のときも、何時間も旋回していたときもそうだ」と主張した。

墜落の原因については調査が進められており、国家運輸安全委員会（ＮＴＳＢ）が原因を幅広く調査する見込み。事故当時の管制塔職員が事故に何らかの影響を与えたかどうかを判断するのは時期尚早だ。