トランプ米政権、連邦補助金凍結取り消し　混乱の広まり受け

（ＣＮＮ） トランプ米政権による行政管理予算局（ＯＭＢ）の補助金や融資などの凍結が取り消されたことが、ＣＮＮが入手した内部メモで２９日明らかになった。

メモには「ＯＭＢメモＭ－２５－１３は取り消された。大統領令の実行について質問がある場合、各機関の顧問弁護士に連絡を」と書かれている。

これより先にＣＮＮが入手した２７日付の内部メモによると、ＯＭＢのバース局長代行は補助金や融資などを一時的に停止するよう指示した。この措置についてホワイトハウスは連邦政府の支援や補助金のプログラムの全面的停止ではないと説明したが、連邦政府からの補助金や融資に依存している公的機関や民間団体に懸念が広がった。

ホワイトハウスの高官らは混乱の原因はメディアにあると批判したが、政権には議員や州当局者らから問い合わせが殺到した。

バース氏は内部メモで、連邦政府機関は「すべての連邦の財政支援の義務や支払いに関係するすべての活動を一時的に停止しなければならない」と通知。メモには過去の大統領令に記載された政権の優先事項が記されていた。

連邦地裁は２８日、財政支援凍結の執行を一時的に差し止めた。