フランス首相がコロナ陽性、会談したベルギー首相と閣僚も自主隔離
パリ(CNN) フランスのジャン・カステックス首相が新型コロナウイルス検査で陽性と判定された。これを受け、22日にカステックス首相と会談していたベルギーの首相と閣僚4人も自主隔離に入った。
フランス首相府によると、カステックス首相はワクチン接種を完了していたが、ベルギーのブリュッセルからフランスに帰国した後の検査で陽性と診断された。
CNN提携局BFMTVによると、カステックス首相がベルギーから帰国した時点で11歳の娘の陽性が判明し、続いて検査を受けた首相も陽性反応が出たことから自主隔離に入った。
ベルギーの公共放送RTBFによれば、カステックス首相と会談したベルギーのアレクサンダー・ドゥクロー首相と閣僚4人も自主隔離に入っている。
BFMTVによれば、カステックス首相は22日に陽性と判定された時点で症状はなかった。
欧州は再び新型コロナの症例数が急増し、パンデミック(世界的大流行)の中心地となっている。規制を強化する政府に対して市民の抗議運動が激化。ブリュッセルでは21日、デモ参加者が暴徒と化し、警察が放水したり催涙ガスを使ったりした。