英女王滞在のウィンザー城、敷地内に侵入の武装男を逮捕
(CNN) 英国のエリザベス女王(95)がクリスマスを過ごしているロンドン郊外のウィンザー城で25日、武装して敷地内に侵入した男が逮捕された。
現地警察の発表によると、英南部サウサンプトン在住の19歳の男が午前8時半すぎに逮捕された。男が敷地内に入ってから数分以内に警察が駆け付けた。建物には侵入しなかったという。
男は不法侵入と攻撃用武器を所持した疑いで逮捕された。この件は王室メンバーにも報告された。
女王は今年、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)を受けて東部サンドリンガムにある別邸への移動を取りやめ、チャールズ皇太子夫妻とともにウィンザー城でクリスマスを迎えた。
25日に発表した恒例のクリスマスメッセージでは、今年4月に亡くなった夫のフィリップ殿下をしのんだ。
英王室では1982年、男がバッキンガム宮殿のフェンスを越えて女王の寝室に忍び込み、警備態勢の甘さが指摘された。2004年には、バットマンに扮装した活動家がバッキンガム宮殿のバルコニーによじ登る騒ぎがあった。