ウクライナ大統領、伊はロシアの戦争扇動者の休暇先と苦情
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は24日までに、イタリア国会でビデオ演説を行い、同国に対し今回の戦争を助長した者が休暇を過ごすリゾート地にならないよう促した。
「あなたたちはウクライナに戦争をもたらした者が誰か十分に知っているはずだ。誰が命令し、誰がそそのかしているかをだ」と主張。「彼らのほとんど全員がイタリアを休暇先にしている」とし、「彼らのためのリゾート地になるな」と求めた。
「彼らの財産を封じ込め、銀行口座を没収し、豪華な巨大なものから最も小さいものを含めた彼らのヨットを接収して欲しい」と願った。
ロシアのプーチン大統領の下で富を蓄えたとされる新興財閥(オリガルヒ)などを念頭に置いた発言ともみられる。
ゼレンスキー大統領はまた、ロシア軍に対峙(たいじ)しているウクライナはロシア軍を欧州から引き離している壁でもあると強調。「野蛮人を通過させてはいけない」とし、「我々はより多くの制裁を必要としている。ロシアがリビアで傭兵(ようへい)の予備軍を求めないよう、あるいはロシアが平和を求めるようより多くの圧力が必要」とも訴えた。