ロシア、ウクライナで禁止の対人地雷を使用か 人権団体
(CNN) 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は31日までに、ロシア軍がウクライナ東部ハリコフ周辺で国際条約で禁止されている対人地雷を使用したと告発した。
ウクライナの爆発物・砲弾処理担当要員が今月28日に見つけたと報告した。
HRWは、ロシアが爆発から16メートル範囲内に居合わせた人間を無差別に殺害し、再起不能までの重傷を負わせるこの地雷を保持していることはわかっており、今回新たに投入したと主張。ウクライナはこの種の地雷や運搬手段を持っていないとした。
1997年に署名された国際的な対人地雷禁止条約は、使用、生産、備蓄や移送を包括的に禁止。HRWによると、164カ国・地域が賛同したが、ロシアは加盟していない。
HRWの武器問題担当責任者は、地雷は戦闘員と民間人を区別しないと指摘。「ロシアによるウクライナでの対人地雷の利用はこの恐るべき武器に反対する国際規範に巧妙に背くものだ」と非難した。
CNNはヒューマン・ライツ・ウオッチの主張の真偽を独自には確認出来ていない。