違法製油所で爆発、子どもを含む109人死亡 ナイジェリア

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爆発によって破壊された車両=23日/Rivers NSCDC

爆発によって破壊された車両=23日/Rivers NSCDC

ナイジェリア・アブジャ(CNN) ナイジェリア南部の国境の町にある違法製油所で爆発があり、女性や子どもを含む100人あまりが死亡した。同国の治安・防犯機関NSCDCが24日、CNNに明らかにした。

NSCDCによると、南部リバーズ州とイモ州の州境にある違法製油所で火災が発生し、数百人の男性や女性、子どもが死亡した。遺体の一部は見分けがつかないほどひどく焼け焦げていた。

地元メディアの報道によると、救急隊は109人の遺体を確認した。まだ安否が確認できていない人もいる。

リバーズ州はナイジェリアの一大産油地で、昨年10月にも違法製油所の爆発で子どもを含む25人が死亡していた。

ナイジェリアのデルタ地帯では原油の窃盗や闇製油が日常的に行われている。原油を煮詰めて燃料を抽出する行為は、同地の大気汚染の原因となっている。

政府が昨年まとめた統計や地元メディアの報道によれば、1日40万バレル以上の原油が窃盗のために失われている。

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