ロシアのミサイルが文化施設を破壊 7人負傷とウクライナ大統領府 ハルキウ州
(CNN) ロシアのミサイル1発が20日、ウクライナのハルキウ州ロゾワにある文化センターに命中し、ウクライナ大統領府によると11歳の子ども1人を含む少なくとも7人が負傷した。
大統領府は文化センターが破壊される様子を捉えた動画をテレグラムに投稿。CNNは現場を特定し、動画の信憑(しんぴょう)性を確認した。
ゼレンスキー大統領はロシアによる空爆について「絶対的な悪、絶対的な愚かさ」そのものだと非難した。
ロゾワはロシアが占領したハルキウ州の都市イジュームの南西およそ73キロに位置する。
動画ではミサイルが一瞬映った後で建物が破壊されている。ミサイルが命中した際には大きな閃光(せんこう)が走り、爆発に伴う煙が立ち上っている。
大統領府は当該の施設が改修された建物だったと主張。CNNは大統領府が発表した負傷者の数を独自に確認できなかった。
ゼレンスキー氏は動画の中で「占領者たちは文化や教育、人間性を自分たちの敵とみなした。ミサイルや爆弾を迷わず使い、それらを攻撃している。そうしたものを標的に選ぶ人々の心にはいったい何があるのか? 絶対的な悪、絶対的な愚かさだ」と述べた。