(CNN) ウクライナのレズニコフ国防相はCNNの単独インタビューに応じ、ロシア軍は首都キーウ(キエフ)が2月24日の侵攻開始から12時間以内に陥落すると予想していたと明らかにした。
侵攻で戦死したロシア軍将校が持っていた文書が見つかり、そこにロシアの軍事目標が記されていたという。
レズニコフ氏は「ロシア軍は12時間でキエフ中心部に到達するものと考えていた」と説明する。
さらに、ロシアは安易にも侵攻後72時間以内にウクライナ政府が首都から逃げ出すと予想していたと指摘。一方で「率直にいって、世界各地の首都にいる我々のパートナーも安易だった。彼らは我々に侵攻が差し迫っている、あなた方は陥落する、猶予は72時間しかないと言っていた」とも述べ、こうした理由で重火器の供与が行われなかったとの見方を示した。
欧米のパートナー国がようやくウクライナに重兵器を供与し始めたのは、ウクライナが3月下旬にキーウ州を解放した後だったという。