スーツケースから生きた動物109匹、密輸容疑で女2人逮捕 バンコク
(CNN) タイの首都バンコクのスワンナプーム国際空港で、2個のスーツケースから計109匹の生きた動物が見つかり、持ち主のインド人の女2人が密輸容疑で逮捕された。
タイの野生生物保護当局が26日に発表したところによると、同空港でのX線検査で白いヤマアラシ2匹、アルマジロ2匹、カメ35匹、トカゲ50匹、ヘビ20匹が発見された。
逮捕されたのは、インド東部チェンナイへの便に搭乗しようとしていた38歳と24歳のインド人の女。野生動物保護法や税関法に違反した疑いがかけられている。
この地域では空港を経由した動物の密輸が後を絶たない。2019年にはバンコク発チェンナイ着の便に乗っていた男が、荷物の中に生後1カ月のヒョウを隠し持っていたとして拘束された。
インド国内18カ所の空港では、11~20年に野生動物の押収作戦が140回実施され、7万を超える動物やその体の一部、派生品が見つかった。中でもチェンナイ空港での押収が最も多かった。