タイ当局、観光客の隔離免除プログラムを一時停止

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タイが、一部の観光客を対象にした入国時の隔離免除制度を一時的に停止する/Peerapon Boonyakiat/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

タイが、一部の観光客を対象にした入国時の隔離免除制度を一時的に停止する/Peerapon Boonyakiat/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

(CNN) 新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染が拡大する中、タイ当局は、一部の観光客に入国の隔離を免除する制度を停止すると発表した。

同国は今月6日に最初のオミクロン株の感染例が報告されており、その直後に観光政策を変更する決断を下したことになる。

22日午前0時から、「タイランドパス」と呼ばれるプログラムの下での隔離免除申請は審査されないことになる。政府はこれについて、恒久的なものではなく一時的な停止措置だとしているが、いつ解除されるかについては明示していない。

11月1日に運用が開始されたタイランドパスは、同国における観光の再開に向けた重要な動きの一つとされていた。2019年には4000万人近い観光客が同国を訪れており、観光業は同国最大の産業の一つとなっている。

タイ政府のニュースリリースによると、これまでに20万人が、全国各地への制約なしの旅行や、レストランやアトラクション、商店や公共の場への入場を可能にする、スマートフォンのQRコードを用いたパスを申請していた。

すでに申請済み、または受理された旅行者は、今回の新たな規制措置による影響は受けない。だが、まだ入国していない場合は到着後にPCR検査を2度受ける必要があるという。今後タイへの旅行者は、「プーケット・サンドボックス」と呼ばれる試験的な制度の利用者を除き、出身国に応じて7日から10日間の隔離措置に従うことになる。

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