親ロシア派が死刑判決、英国人戦闘員が控訴 ロシア国営メディア報道
(CNN) ウクライナ東部の親ロシア派勢力が自称する「ドネツク人民共和国」(DPR)の裁判所で死刑判決を受けた英国人戦闘員エイデン・アスリン被告が、判決を不服として控訴した。ロシア国営タス通信が4日、弁護士の話として伝えた。弁護側は、DPRの刑法から複数の条項を除外するよう求めている。
タス通信によると、アスリン被告の弁護側は、被告人の行為を立証する遺体が存在しないとして、無罪を主張している。
英国籍のアスリン被告とショーン・ピナー被告、モロッコ国籍のブラヒム・サードゥーン被告の3人は6月9日、ウクライナの「雇い兵」として罪に問われ、DPRの裁判所で死刑を言い渡されていた。
国営RIAノーボスチ通信はこの3人の外国人について、マリウポリで4月中旬、「テロ行為の実行を目的とした訓練」中に拘束されたと伝えていた。
ロシア国営メディアによると、ピナー、サードゥーン両被告も先週、判決を不服として控訴している。