独与党のパーティーで「薬物盛られた」 女性9人が被害訴え
ベルリン(CNN) ドイツの首都ベルリンで先週、与党・社会民主党(SPD)のパーティーに参加した女性9人が、会場で薬物を盛られたとして被害を訴えている。
警察によると、まず21歳の女性が6日夜、パーティーでの飲食後に気分が悪くなり、めまいがし始めたとして、翌日受診。前日の記憶がないと警察に届け出た。
警察が11日、CNNに語ったところによると、女性の血液から症状の原因とみられる有害物質が検出され、捜査チームが始動した。
SPDの報道担当者はCNNに、被害者はその後9人に増えたと語り、同党は当初からできる限り捜査に協力していると強調。ほかにも被害を受けた人は名乗り出てほしいと呼び掛けた。
SPD議員団のトップは9日、「信じられない出来事に一同がく然としている」とツイートした。
パーティーはSPDが毎年夏に開催している。今年は感染対策のため、ゲストを例年の約半数にあたる1000人ほどに限定。党内部の参加者が大半を占め、SPDの報道担当者によるとショルツ首相も出席していた。