A380機を路線に再投入、人気根強く 独ルフトハンザ航空

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独ルフトハンザ航空が、世界最大の旅客機A380機を再投入する計画を発表した/Thomas Lohnes/Getty Images

独ルフトハンザ航空が、世界最大の旅客機A380機を再投入する計画を発表した/Thomas Lohnes/Getty Images

(CNN) ドイツ最大手のルフトハンザ航空は、燃費効率の悪さや新型コロナウイルス感染拡大の影響による航空需要の減少で退役させる方針を固めていた総2階建ての世界最大の旅客機A380機を来年夏から路線に再投入する計画をこのほど明らかにした。

同機を手がける欧州エアバス・インダストリーは2019年、製造中止を発表。ルフトハンザも手持ちの同機の売却や運航中止に動いていた。

しかし、最近の声明で顧客の要望の高まりやほかに発注していた機材の納入の遅れを受け再び活用する方途を選んだと表明。乗務員や乗客の間の人気は根強いとも指摘した。

同航空が過去数年で売り払った同型機は6機で、残りはスペインやフランスで保管されている8機となっている。

再投入を考慮している同機の機数や対象となる路線は検討中とした。A380機は運航費用が割高のため採算を合わせるのを狙って航空需要が高い長距離路線に使う航空会社が多い。

A380機を今なお保有するのはシンガポール、エミレーツ、カンタス、カタール、大韓、全日空やブリティッシュ・エアウェイズの各航空会社。21年12月に最後の同型機が引き渡されたエミレーツ航空の幹部は当時、A380機を今後数年間、主力の機材にし続けるとの方針も示していた。

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