シリアのISIS指導者、米軍がドローン攻撃で殺害

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GETTY IMAGES/FILE

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(CNN) 米中央軍はシリア北西部で12日、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のシリア国内トップをドローン攻撃で殺害したと発表した。

米中央軍によると、死亡したのはマハル・アガル指導者で、別の幹部も重傷を負った。初期の検証では市民への被害はないという。

中央軍の報道官は「こうしたISIS幹部の排除は、このテロ組織が攻撃を計画し実行する力をそぐ」と述べた。シリアやイラクの各地ではこの数カ月、ISISが勢いを取り戻している。

バイデン大統領も今回の指導者殺害は「ISISがこの地域で作戦を計画、調達、実行する能力を大幅に抑える」との認識を示し、「ISISトップを排除した2月の米国による作戦と同様、我々の国土と世界中の権益を脅かす全テロリストに強力なメッセージを送った」と語った。

バイデン氏はまた「(攻撃は)米国が自国への脅威を特定し排除する戦闘任務で、数千人の軍隊を必要としていないことを示している」とも述べた。

米軍が主導する合同任務部隊は先月、シリアでテロ行為の調整役を担っていた別のISIS幹部を拘束している。

米軍が対象とするのはISISだけではない。米中央軍によると、昨年9月には米軍がシリア・イドリブ付近で国際テロ組織アルカイダの幹部を標的とした作戦を実施。1カ月後には別のアルカイダ幹部をドローンで攻撃し、12月にはイドリブ付近で別の幹部を標的とした。12月の攻撃については市民の被害について調査が始まったが、国防総省は現時点で結果を公表していない。

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