(CNN) ウクライナのベネディクトワ前検事総長は19日、首都キーウ(キエフ)で、CNNの単独インタビューに応じ、ゼレンスキー大統領からの解任の指示を受け入れたと明らかにした。しかし、ベネディクトワ氏は、自身のオフィスには内通者はいないと述べた。
ベネディクトワ氏は取材に対し、「ここが私のオフィスで、内通者はひとりもいない。なぜなら敵への協力は占領された土地の人々に限られる。ここは占領地ではない」と述べた。
ベネディクトワ氏は、検察の最優先課題は国家反逆罪とその協力者の問題に対処することであり、検察はそれについて非常にオープンにしてきたと述べた。
ベネディクトワ氏は自身が解任された本当の理由について尋ねられた際、「これが私の椅子だ。政治的な椅子であり、私は30年間で16人目の検察官。これがウクライナの現実政治だ。これが私の答えだ」と述べた。
ゼレンスキー氏が解任を決めた本当の理由についてさらに尋ねると、ベネディクトワ氏は、ロシアに利用されるため、公の場でその件について話し合うことはしたくないと明確にした。ベネディクトワ氏は「大統領は今、最高司令官だ。彼は自身の戦術と戦略を理解している。彼は彼自身の観点から決定を下す」と述べた。