中国で干ばつ対策の人工降雨、記録的猛暑で長江干上がる

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干上がり地割れの見える長江=16日、中国重慶市雲陽/Visual China Group/Getty Images

干上がり地割れの見える長江=16日、中国重慶市雲陽/Visual China Group/Getty Images

香港(CNN) 記録的な猛暑と干ばつに見舞われている中国で、長江の一部が干上がるなどの被害が深刻化し、航空機から雲にロッドを打ち込んで人工的に雨を降らせる対策が講じられている。

長江流域では複数地域が天候改変プログラムを打ち出したが、雲が薄すぎて計画が実行できない地域もある。

水利省は17日、長江流域の干ばつが「人と家畜の飲料水の安全や作物の成長に悪影響を及ぼしている」とする通知を出した。

中国中部の湖北省は同日、ヨウ化銀ロッドを打ち込んで雨を降らせる計画を発表した。

ヨウ化銀ロッドはたばこほどの大きさで、雲の中に打ち込んで氷粒をつくり、水分を重くすることで雨を降らせる仕組み。

人工降雨は1940年から行われており、中国は2008年の北京オリンピックでも、晴天を保証するため開幕前に人工的に雨を降らせていた。この技術は雪を降らせたりひょうを抑えたりする目的でも使用できる。

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