ロシア軍、「深刻な」人員不足に直面 米当局者
(CNN) 米国は、ロシア軍がウクライナで「深刻な」人員不足に直面しており、人員増強のための新たな方策を探っているとみていることがわかった。米当局者2人がCNNに明らかにした。
当局者によれば、ロシア軍はウクライナで深刻な人員不足に見舞われている。ロシア国防省はそうした人員不足を埋め合わせるために契約軍人を募集したり、負傷兵を強制的に戦場に再投入したり、民間の警備会社から人員を獲得したり、徴集兵に特別手当を支払ったりしているという。
当局者によれば、米国は、ロシア国防省がウクライナで有罪判決を受けた犯罪者を恩赦や金銭的な補償と引き換えに兵士として採用することを開始する可能性が高いとの「信頼できる報告」を得ているという。
ロシアのプーチン大統領は先ごろ、ロシア軍の兵力を13万7000人増員することを指示していた。しかし、ロシア国防省がこうした目標についてどのように対応するのか明らかになっていない。
米国防総省が8月に発表した試算によれば、ロシア軍のウクライナ侵攻による死傷者数は最大8万人となっている。