欧州委員長、ウクライナとの連帯を強調　キーウ訪問へ

（ＣＮＮ） 欧州連合（ＥＵ）欧州委員会のフォンデアライエン委員長は１４日、欧州議会での一般教書演説でウクライナとの連帯を改めて強調し、同日中に首都キーウ（キエフ）を訪問する予定を明らかにした。

欧州議会にはゼレンスキー・ウクライナ大統領の妻、オレーナ氏も出席した。

フォンデアライエン氏は演説の中で、ロシアへの制裁を緩めずに続けると表明。「今こそわれわれの決意を示す時だ」と呼び掛けた。

「これは単にロシアがウクライナに仕掛けた戦争ではない」として、エネルギーや経済、価値観、自分たちの将来をかけた戦争であり、専制主義と民主主義の対立だと訴えた。

そのうえで、勇気と連帯があればロシアのプーチン大統領は倒れ、ウクライナと欧州が勝利すると断言した。

キーウではゼレンスキー氏と会談し、ウクライナが将来、ＥＵの単一市場に参加する可能性についても説明する構えを示した。

エネルギー危機をめぐっては、ＥＵとして化石燃料関連の企業に収益の分配を求める措置を提案すると表明した。