原発の安全区域設定で協議、IAEA事務局長とロシア・ウクライナ外相
(CNN) 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は21日、米ニューヨークで開催中の国連総会にあわせてウクライナのクレバ外相、ロシアのラブロフ外相と会談し、ウクライナ中南部ザポリージャ原発周辺での安全保護区域の設定に向けた協議を行った。
グロッシ氏は「懸命に作業をしている。事は進んでいる」と述べ、事態は早期の解決が必要だとの認識を示した。非常に具体的な側面に関する作業を進めているという。
一方で「これは非常に複雑な問題で、1回の会合よりはもう少し多くの機会が必要だろう」とも語った。
同氏は両者の違いを超えて「この区域の設定が不可欠だという確信がある」と述べ、「この原発が今砲撃されていることは明白で、何らかの方法で守る必要がある」と語気を強めた。