「正式」に編入された領土、「完全な保護」の恩恵 ロシア外相
(CNN) ロシアのラブロフ外相は27日までに、ロシア連邦に正式に編入されたあらゆる領土について、「完全な保護の恩恵を受ける」との認識を示した。
ラブロフ氏は米ニューヨークでの記者会見で、すでにロシアのものである領土か追加的に編入される可能性のある領土は全て完全な保護の恩恵を受けると述べた。
ラブロフ氏の発言の前には、親ロシア派勢力がウクライナの実効支配地域でロシアへの編入の是非を問う住民投票を開始していた。こうした住民投票は国際法の下では違法であり、欧米諸国やウクライナは「偽り」のものだとして認めていない。
ロシアのプーチン大統領は先ごろ、ウクライナ侵攻における軍事的措置の強化を発表。さらに、領土の一体性が危険にさらされた場合には、ロシアとロシア国民を守るために、使える手段を全て行使するとの考えを明らかにしていた。