ロシア国境の町で建物に被害、ウクライナとロシアが非難の応酬
(CNN) ウクライナに近いロシア国境の町ベルゴロドで13日、集合住宅が被害を受け、ロシアとウクライナが互いに相手側に原因があると非難の応酬をした。
ロシア当局はウクライナ軍が原因だとする一方で、ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問はロシアがウクライナ北東部ハルキウを狙って発射したミサイルが外れたと語った。
ベルゴロドのイワノフ市長はSNS「テレグラム」へのビデオメッセージで「午後0時40分ごろ、防空作戦の結果、集合住宅の上に正体不明の物体が落下した」と述べ、最上階が破壊され、車2台もがれきで被害を受けたと明らかにした。現時点で被害者の情報はなく、住民はホテルに移されたという。
ベルゴロド州のグラドコフ知事もテレグラムへの投稿で、「ウクライナ軍がベルゴロドに砲撃し、防空機能が作動した」と述べた。
一方、ポドリャク氏はこうした非難は当たらず、ロシア側のミスが原因だと指摘。ツイッターへの投稿で「ロシアはハルキウに向けてミサイルを発射したが、何か誤りがあり、ベルゴロドの集合住宅に当たった」との見解を示し、「捜査や処罰があるかと言えば、プーチンはウクライナ人だろうとロシア人だろうと誰が死んだか気にしない。プロパガンダを行う者はすぐに偽の説明を思いつく」と続けた。