インフラ狙うロシア軍の攻撃が夜中続く、ウクライナ各地で停電と断水
(CNN) ウクライナ各地でロシア軍が重要インフラや発電施設を狙った集中攻撃が続き、停電や断水の報告が相次いでいる。
中南部ザポリージャ州エネルホダルのオルロフ市長は19日、SNS「テレグラム」への投稿で、同市が前夜から攻撃を受けていると述べた。
オルロフ氏によると、攻撃は深夜0時ごろに工業地域から始まり、市内への砲撃が朝になっても続いた。
変電所や市議会関連の建物が損壊したとの報告があり、一部で電気と水道が止まっている。死傷者が出た可能性については情報がないという。
同市はドニプロ川の南岸、ザポリージャ原子力発電所の近くに位置し、同発電所とともにロシア軍の支配下にある。
中部ドニプロペトロウスク州の当局者も19日、ロシア軍の攻撃が一晩中続き、各地で停電が起きているとテレグラムに書き込んだ。
同州のレズニチェンコ知事によると、州内の2地区でさまざまな兵器を使った攻撃が一晩中続き、エネルギー施設にロケット弾が撃ち込まれて重大な損傷が生じた。数カ所の町や村で電気と水道が止まっている。
ロシア国防省は、軍の標的がウクライナのエネルギー網であることを認めている。