穀物輸出めぐりロシア、トルコ外相が会談 参加再開の条件協議
(CNN) ロシアがウクライナからの穀物輸出を再開させた合意への参加を停止した問題をめぐり、ラブロフ外相とトルコのチャブシュオール外相が会談した。ロシア国営タス通信が31日深夜、同国外務省の話として報じた。
タス通信によると、両氏はロシアが参加を再開するための条件について話し合った。
ラブロフ氏はこの中で、黒海上に設けていた「穀物回廊」を再開するには、ウクライナが回廊や港湾をロシアへの敵対行動に使わないと約束する必要があると主張した。
ロシアは10月29日、同国が実効支配するウクライナ南部クリミア半島のセバストポリで無人機攻撃を受けたとして、穀物輸出合意への参加停止を発表していた。
合意は7月、国連とトルコの仲介で成立していた。トルコのエルドアン大統領はロシアの発表を受け、合意の継続に努める決意を表明した。
ウクライナのクブラコウ・インフラ相はツイッターを通し、31日も黒海の港から、穀物などの農産物を積んだ船12隻が出発したと発表した。