攻撃用ドローンの製造、イランがロシアを支援か

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キーウ(キエフ)上空を飛行するドローン=10月17日/Sergei Supinsky/AFP/Getty Images

キーウ(キエフ)上空を飛行するドローン=10月17日/Sergei Supinsky/AFP/Getty Images

(CNN) イランとロシアが、攻撃用ドローン(無人機)のロシア国内での製造開始で合意したことがわかった。イランの兵器開発プログラムを注視している国からの新たな諜報(ちょうほう)の評価で明らかになった。

今回の評価に詳しい情報筋によれば、イランは、今月初めに合意した後、ドローンの設計図と部品のロシアへの搬送を開始している。

米当局者によれば、ロシアはイランから数百機のドローンを受け取っており、イラン製ドローンによってウクライナで死者が出ている。

イラン政府は今月に入り、ロシアに一定数のドローンを送ったことを初めて認めた。ドローンを送ったのはウクライナ侵攻が始まる数カ月前としている。

情報筋によれば、ロシアの目標はイランの部品と設計図を使って数千機の新しいドローンを製造すること。

情報筋によれば、もし両国が今回の計画を本格的に推進すれば、数カ月内に生産が始まり、来年にもロシアがドローンをウクライナの戦場で使用することが可能になるという。

これは、イラン政府とロシア政府の協力関係をさらに強固にする動きであり、ウクライナや米国を含む西側諸国から大きな反発を買う可能性が高い。

イランとロシアの合意については、米紙ワシントン・ポストが最初に報じていた。

イランについては、CNNなどの報道機関が、地対地短距離弾道ミサイルや攻撃用ドローンなどの兵器を年内にもロシアに搬送する準備を進めていると報じていた。

情報筋は、イランがこうした報道を懸念して、無人機を直接提供するのではなくロシアが製造する計画へとやり方を見直したようだと述べた。

ドローンの製造は他の兵器の製造と比べると複雑ではないという。

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