ヘンリー王子、英王室の「無意識の偏見」批判 夫妻のドキュメンタリー番組公開
さらに、親族や祖先の結婚にも言及し、「この家族の多く、特に男性は、恐らく一緒になることが運命づけられていた相手ではなく、その型に合いそうな相手と結婚する誘惑や衝動がありえると思う」とコメントした。
メーガン妃が初めてエリザベス女王やキャサリン妃などと会った時の様子については、「彼女と初めて会った私の家族が強い印象を受けていたのを覚えている。自分をどうしていいのか分からない人もいた」とヘンリー王子は振り返った。
「彼らは驚いていた。私が米国人女優と交際していたという事実が、恐らく最初は何よりも彼らの判断力を曇らせた」とヘンリー王子。メーガン妃は「女優ということが最大の問題だった。おかしいことに」と言い添えた。
乱暴さで悪名高い英国のメディアに対しては、2人とも苛立ちを口にした。「至る所に私の顔があり、至る所に私の生活があった。タブロイドが何もかも奪った」とメーガン妃は言う。
ヘンリー王子は、パパラッチに追い回されて1997年に死亡したダイアナ妃を回想し、「メーガンは本当に母によく似ている。同じように自信に満ち、温かさを持っている」と語った。
ドキュメンタリーは8日に3本が公開され、次週、さらに3本が公開される。インタビューは、エリザベス女王が死去する前の8月に収録が終了した。
次週公開予定の回では、王室離脱と米国移転に関する詳細が明かされる見通し。1月にはヘンリー王子の回顧録「スペア」も出版される。