カナダのマンション銃撃、射殺された容疑者は住人の73歳男
(CNN) カナダ東部オンタリオ州ボーンのマンションで18日夜に発生した銃撃事件の容疑者は住人の男(73)で、警官に射殺されたことが分かった。
ボーンはトロントのすぐ北に位置する街。地元警察の責任者が19日午後の記者会見で語ったところによれば、18日午後7時20分ごろに通報を受けた警官らが出動すると、マンションで何人もの被害者が死亡していた。
容疑者の男はこの建物の住人で、3階で警官に撃たれ、死亡した。
死亡した5人も住人だった。遺体は3世帯の部屋で別々に見つかった。このうち3人はマンション理事会のメンバーだったが、銃撃の動機は依然として捜査中。地元警察の殺人捜査班と、警官による発砲事案を検証する州当局のチームが調べを進めている。
被害者の名前は公表されていないが、男性3人と女性2人が死亡し、66歳の女性が重傷を負って入院中だという。
当局は、現時点で近隣住民への脅威はないとしている。
カナダは米国に比べて銃規制が厳しく、銃による暴力事件もはるかに少ないが、トルドー首相は今年5月、けん銃の販売、購入、譲渡を全面的に禁止する方針を発表。禁止法は10月から施行されている。