東部ドンバス地方の戦況、「困難で痛ましい」 ウクライナ大統領
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は26日、バフムートやクレミンナをはじめとする東部ドンバス地方の前線について、「困難で痛ましい」状況にあると明らかにした。
毎晩行っている演説の中で述べた。「現地の状況は困難で痛ましい。占領者たちは利用可能な資源を全てつぎ込んでいる。実際それらは相当の資源であり、少なくとも一定程度の前進にはこぎ着けている」とした。
またクリスマスイブとクリスマスの両日にエネルギーの確保に動いた関係者には謝意を表明。26日夜の時点で国内各地の900万人に電力が供給されていないとしつつ、その数と停電の時間は徐々に減少していると述べた。
ゼレンスキー氏はその上で、政府当局者と、エネルギー分野及びインフラの状況について特別会合を開いたとし、来年の冬季以降も視野に入れて準備を進めていると説明した。
国民に対しては、戦争が長引く中、ロシア軍による攻撃に引き続き警戒するよう呼び掛けた。