イラン、ゼレンスキー氏に警告 「根拠なき非難の我慢にも限度」
(CNN) イラン外務省のカナニ報道官は25日までに、ロシアに供与したドローン(無人機)の問題などでイランを指弾するウクライナのゼレンスキー大統領に対し「根拠のない非難への忍耐にも限度がある」と警告した。
文書での声明で、ゼレンスキー氏は米連邦議会での演説で非難と不適当な言動などを繰り返したと批判。「我々は常にウクライナを含む諸国の領土保全を尊重してきた」し、ゼレンスキー氏は「米国の支援に頼ってきた国々の一部の指導者の行く末を学ぶべきだ」と続けた。
ゼレンスキー大統領は米議会での演説で、イランがロシアに提供した数百機規模のドローンが重要なインフラに脅威を及ぼしていると主張。強い調子の言葉を使い、ロシアはイランで「同盟」を見つけたとし、「1人のテロリストがいかにして別のテロリストを見つけたのかを示した」と断じてもいた。
イラン政府は先月、ウクライナ侵攻が開始される数カ月前にロシアに限られた数のドローンを同国へ送ったことは認めていた。ただ、ウクライナ戦争に用いられるような軍装備品の提供は否定していた。