ゼレンスキー氏、クリスマスの演説で「忍耐と信念」呼び掛け
ウクライナ・キーウ(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領はクリスマスの国民向け演説で、自由は高い代償をともなうと認め、「忍耐と信念」を持つよう呼び掛けた。
ゼレンスキー氏は演説の中で、今年は伝統的なクリスマスとは違い、家族の食卓に空席があるかもしれない、家並みや街路の明かりが足りず、鐘の音も空襲警報のサイレンや銃声、爆発音にかき消されるかもしれないと語り掛けた。
そのうえで、ウクライナが持つ「力強く有効な武器」として「私たちの気力と意識、神の知恵、勇気と大胆さ、善をなし悪に打ち勝とうとする美徳」を挙げた。
さらに、発電機の音よりも大きくクリスマスの聖歌を歌い、通信が途絶えてインターネットがつながらなくても親族のあいさつを心で聞こうと呼び掛けた。