ジャーナリスト死者が倍増、収監人数も過去最悪 22年報告

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ジャーナリスト保護委員会(CPJ)によると、昨年1年間に世界で職務中に死亡したジャーナリストは67人に上り、前年の2倍を超えた/Luis Barron/Eyepix Group/Future Publishing/Getty Images

ジャーナリスト保護委員会(CPJ)によると、昨年1年間に世界で職務中に死亡したジャーナリストは67人に上り、前年の2倍を超えた/Luis Barron/Eyepix Group/Future Publishing/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 米NGO「ジャーナリスト保護委員会(CPJ)」によると、昨年1年間に世界で職務中に死亡したジャーナリストは67人に上り、前年の2倍を超えた。

24日発表の報告書で明らかになった。2021年の死者は28人だった。

CPJのギンズバーグ代表によると、昨年の死者は18年に次ぐ人数となった。

CPJの調べによると、昨年収監されたジャーナリストは363人と、過去30年間で最も多く、21年の記録を更新した。

昨年の死者を国別にみると、ウクライナが最多の15人だった。この中には米FOXニュースのカメラマン、ピエール・ザクルゼフスキー氏と、現地で協力していたウクライナ人ジャーナリストのオレクサンドラ・クブシノワ氏らが含まれている。

戦場になったのは東欧だが、地域別の死者は中南米が最も多く、30人を超えた。メキシコで13人と21年の9人を上回り、ハイチでは7人が死亡した。

ギンズバーグ氏は「政治や犯罪、汚職の取材で命を落とす危険性は全面戦争の取材と同等か、さらに上回ることさえある」と指摘した。

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